毎年4月になると、世界中から著名なワインジャーナリストやワイン業者、ホテル支配人やシェフソムリエなどが、"プリムール"のテイスティングのためにボルドーに集結します。
"プリムール"とは、前年の秋に収穫した、まだ樽熟中のワインのサンプルを試飲し、その時点での出来栄えを見て購入を確約する先物取引のこと。まだ熟成中のワインは通常のワインとは味わいが異なるため、このテイスティングからそれぞれのワインのポテンシャルを推し量るのには、相当の知識と経験が必要です。
ですが、正規価格よりも安く仕入れることが出来、生産量の少ないワインも確実に購入できるという点は、ワインを取り扱う業者にとっては大きな魅力。世界各国から何千人ものテイスターが集まり、タンニンで歯を真っ黒に染めながら、ボルドーのシャトーを巡っています。