第70回目 日本と比較したフランスの休暇
フランス人はバカンスが大好き、日本人は働きすぎ…!そんなイメージがありがちですが、フランスに住んでいる日本人スタッフが感じることは、祝日が意外と少ないこと!実はフランスの祝日が年間11日だけしかないのに対して、日本は年間16日と世界で一番多いのです。
では、フランス人はどうやって2-3週間もの長いバカンスに行っているの?と疑問に思うかもしれませんが、その大きな違いは有給休暇。日本は最大付与で20日となっていますが、フランスは入社からの日数に関わらず、正社員だと年間30日が付与されます。また、会社によっては夏や冬に休業日が設けられていることもあるため、有給を使わずとも長いバカンスに行けることも。さらに、フランスの有給休暇消化率は100%となっており、日本が50%ほどであることを考えると、年間の休暇日数合計はフランスの方が多くなるというわけです。

職種によっては有給取得が難しかったり、中にはバカンスはいらない!という人もいたりするかもしれませんが、それでもフランスが消化率100%を達成できる理由は、年度末に余っている有給が給与として振り込まれるようになっているから。これに対して日本は有給休暇の目的を「労働者の心身の疲労を回復させ、労働力の維持培養を図ること」としており、給与へ換金することは違法に当たってしまいます。
フランスのように、休暇を取るか、お金を取るか自由に選べるのも良いかもしれませんが、なかなか自ら休みを取らない日本人にとってはこのように有給取得を推進するような制度の方が合っているのかもしれませんね。