旬のフランス便り

第67回目 秋のお散歩にいかが?フランスの個性的なお墓巡り

秋のお散歩にいかが?フランスの個性的なお墓めぐり

今月のメインイベントはハロウィン!ということで、普段はなかなかスポットライトが当たらない、フランスの「お墓」事情についてご紹介します。日本で「お墓」「墓地」というと、用事のある人以外はわざわざ訪れることのない場所、ちょっと怖い心霊スポット?といったようなイメージがあるかもしれませんが、こちらフランスの墓地の多くは広々とした日当たりの良い場所にあり、公園に散歩しに行くような感覚で気軽に訪れたくなるような場所なんです。

美しく整備された並木に囲まれひっそりと立つお墓は、ひとつひとつがとっても個性的!典型的な十字架を掲げたシンプルなお墓以外にも、聖書に出てくる聖人や、故人にまつわる銅像(中には何故こんな銅像を!?と首をかしげてしまうほどユニークなモチーフのものも…)が墓碑として設置してあったり、美術品と見まごうほど豪華な装飾がされていたり、天蓋付きベッドのような作りのお墓や、人が数人入れてしまうほどの大きさの礼拝堂のような建物型のお墓なんかもあり、初めて訪れる方は日本との違いにビックリすることと思います。有名な音楽家や作家のお墓はそれ自体が観光名所と化していて、年間通して訪れるファンが絶えず、花束やメッセージカードで埋め尽くされていてとっても華やか。たくさんの有名人が眠っている大きめの墓地では、ガイド付きツアーを開催しているところもあります。

フランスの個性的なお墓巡り

10月31日のハロウィンの翌日は、フランスではLa Toussaintラ・トゥサン(諸聖人の日)と呼ばれる祝日。日本でいうお盆のような感じで、学校は短いバカンスに入り、この機会にお墓参りをする習慣があるのでフランス中の墓地がますます賑やかになります。ほとんどの墓地は誰でも無料で入れるところばかりですので、フランス観光の合間にお時間がありましたら、ふらりと立ち寄ってみるのも面白い体験となることでしょう。