第66回目 実りの秋に巡る、ノルマンディーへの旅
フランス北西部に位置するノルマンディー地方は、ワインの生産がないために当店からのご案内でなかなか触れることはありませんが、印象派の画家たちを魅了してきた緑豊かな自然と心和む田園風景、絵本に出てくるような可愛らしい木組みの建物が残る美しい町並みに彩られた場所。とくに特産品のリンゴが赤く色づく頃は、気候も穏やかで、ノルマンディー地方への旅には最適な季節です。
なだらかな丘を電車や車で走り抜けると、春から初夏にかけては鮮やかな黄色に染まったcolza(菜の花)の畑、夏から秋の始まりには黄金色に輝く小麦畑の合間に、広い牧草地でのんびりと過ごす牛や馬たちの様子があちこちに見られます。観光名所に続く道の途中で立ち寄ることのできる小さな村々では、可愛らしい花々が季節ごとに咲き誇る庭の一角で、酸味の強い小ぶりのリンゴが鈴なりになっています。

日本でも人気の高いモネが晩年を過ごしたジヴェルニー、大時計と大聖堂で有名なルーアン、数々のスターを魅了してきた高級リゾート地ドーヴィル、オンフルールやル・アーヴルなどに代表される美しい港町、怪盗ルパンの小説の舞台となった断崖を擁するエトルタ等々、パリから電車でのアクセスもしやすい魅力的な名所が目白押し。冬には寒さの厳しい地域ではありますが、近くの漁港で水揚げされた新鮮なシーフードを堪能するなら秋以降のお出かけもお薦めです。是非旅行先候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。