旬のフランス便り

第59回目 マントンのレモン祭り Fête du Citron

暦の上では立春を迎える頃とはいえ、まだまだ寒さの厳しい日々が続くフランスの2月。ですが、南仏コート・ダジュールの街マントンでは、冬の寒さも吹き飛ばすほど、明るく華やかなFête du Citronフェット・ドゥ・シトロン(レモン祭り)が開催されます! 開催地となるマントンは、フランスとイタリアの国境近くにある有名な観光地で、地中海に面した街は「フランスの真珠」と呼ばれるほど美しいリゾート地です。冬の間は人気の無くなる街も、レモン祭りの間だけは別です!コート・ダジュールの3大イベントに数えられるこのお祭りは、元々春の訪れを告げるお祭りとして開催されていましたが、現在では地元の特産品である柑橘類を100トン以上も使用して巨大なモニュメントを創りだしたり、食べたり香りを楽しんだりするイベントとなり、今では毎年世界中からたくさんの見物客が訪れます。 チコリ

メインイベントはなんと言っても、インパクト抜群の巨大モニュメントが練り歩くパレード!"Corsos des fruits d'orコルソ・デ・フルイ・ドール"(黄金の果物のパレード)という昼のパレードでは、たくさんのレモンを積み上げて作ったモニュメントとともに、鮮やかな衣装に身を包んだ人々が海沿いの明るい道を華やかに彩ります。夜になると"Corsos nocturnesコルソ・ノクテュルヌ"(夜の光のパレード)が始まり、花火や炎の演出を交えた光のパレードを、ライトやロウソクを持った観客たちがさらに盛り上げます。 このお祭りには毎年テーマが決められており、2024年のテーマは"古代から現代までのオリンピック"。今年は記念すべき90回目となりますが、どんなユニークなモニュメントが登場するのか、楽しみですね!