19世紀に「ブルゴーニュワインの帝王」として名を馳せた人物、レオンス・ボッケ氏は、最も優れたブルゴーニュワインの1つとされるクロ・ド・ヴージョ村にて単独畑を所有していたことで広く知られています。
彼が巨額の投資により一級建築士の設計にて8年もの年月をかけて作った「究極のレオンス・ボッケ・セラー」はもはや伝説的存在です。
また、ヨーロッパ宮廷付きのワイン商として、欧州貴族を通じてブルゴーニュワインの魅力を世界に知らしめることに大きく貢献し、「ワインの帝王」の呼び名がついたと言われています。
レオンス・ボッケ氏の死後、彼の偉業を称え、その名に恥じないワインを造りたいと立ち上がった「レオンス・ボッケ社」は各地でテロワールを忠実に再現したワインを生み出し、数々の賞を受賞。多くのミシュラン星付きレストランで採用され、一流の老舗メゾンとしての名声を確立しています。
ブルゴーニュのグラン・クリュの中でも、モンラッシェと並び一際異彩を放つのが「コルトン・シャルルマーニュ」。
白ワイン好きなら誰もがその偉大さを認める世界屈指の貴重なグラン・クリュです。
ブルゴーニュにおいて白ワインを生産するグラン・クリュは赤ワインのグラン・クリュと比べ2分の1しか存在せず、非常に希少なのです。
コルトン・シャルルマーニュは、「白ワインの王」と呼ぶのにふさわしく、その名もかつてヨーロッパ全土を治めた偉大な王、カール大帝(フランス語でシャルルマーニュ)が由来とされています。
古いヴィンテージだと4~5万円ほどで市場に出回るものもあるほど、大変高貴で希少な白ワインといえるでしょう。
コート・ド・ボーヌ地区のシンボルともいえるコルトン・シャルルマーニュの産地「コルトンの丘」に広がる特級畑の大半は赤ワインの生産地ですが、シャルドネを栽培するのに最適な石灰質土壌や日照量の多い気候もそろっているため、濃厚なボディの長期熟成に耐えうる上質な白ワインを希少ながらも生産することができるのです。
その味わいは、「さすがグラン・クリュ」と思わずうなってしまうような贅沢で素晴らしいもの。
黄金色に輝く外観と、完熟したシャルドネに由来する濃密な味わい。モモやリンゴ、洋梨などのフルーツのアロマに、樽由来のハチミツやバターなどの芳醇な香りが長く残ります。
長く熟成させることで、さらなる複雑な味わいと繊細で華やかな風味を感じることができます。